日本酒がとにかく好きで独り言

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熊本県 花の香 ⑦

熊本は水資源の豊かな土地です。

阿蘇山から流れる伏流水、一級河川である白川、緑川、菊池川などの良質の水源がある。1,000を超える湧水群があり、生活用水の約8割が天然の地下水でまかなえるほど水源が豊か。
地域によって軟水から硬水まで、さまざまな水質の湧水が得られるため、県内各地でバラエティ豊かな個性ある地酒が造られているのです。

豊富で良質な水は、良質な米を育む事ができ、「山田錦」「神力(しんりき)」などの酒造好適米の栽培が盛んです。2014年に熊本オリジナルの酒造好適米「華錦(はなにしき)」を開発。

酒造りに適した性質を備え、丈が低くて倒れにくいため収穫量の増加が期待が出来る今後楽しみな酒米もある。

 

熊本県の日本酒のルーツは「赤酒」です。

腐敗を防いで保存性を高める為、醪(もろみ)に木灰を混ぜて造る「灰持酒(あくもちざけ)」の一種でその歴史は遠く平安時代まで遡ります。

気候が温暖で、お酒が腐敗しやすい南九州と熊本県ならではのお酒として、熊本の人々に親しまれてました。

江戸時代に、熊本藩の方針により赤酒以外の酒造りは禁止されました。

明治時代に、他県から低温加熱で殺菌した酒(今の清酒のようなもの)が入ってくるようになると、熊本県内でも本格的な清酒造りの取り組みが始めます。

 

熊本の地酒を話す上で欠かせないのが、熊本県オリジナルの酵母「熊本酵母
熊本酵母は、熊本県酒造研究所が昭和28年(1953年)に分離・培養に成功したもので、酸味が少なく、華やかな香りを引き出せるのが特徴。

本醸造協会に「きょうかい9号酵母」として採用され、現在は熊本県内もですが全国の蔵元で活躍してる酵母の一種です。
熊本県酒造研究所は、その後も独自の酵母造りを続け、熊本の酒造りを支え続けてます。

 

熊本県玉名郡 花の香酒造 

花の香 純米吟醸「華錦×9号酵母

地元・熊本にこだわりを感じる、米の旨味はしっかり残しながら 控えめ有りながら華やさを感じる香り、五感でしっかり愉しめる酒を醸しています。 

華錦の特徴である米の旨み、9号酵母由来の鋭い酸。

花の香ならではの辛口です。

 

花の香 純米吟醸「華錦×9号酵母

スペック

精米歩合:麹60%/掛50%

原料米:山田錦/華錦

日本酒度:非公開

酸度:非公開

アルコール度数:16度

 

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